防災備蓄・グッズを見直そう!(2024.08修正)
公開日:2024年08月28日 最終更新日:2024年08月28日
浦安では2011年の東日本大震災で大きな被害をうけました。
その後も各地で、地震をはじめとした災害が起こっています。
また、今後も首都直下型地震の可能性も高いといわれる中、防災は他人事ではありません。
今回は、子育て中の皆さんにも防災・減災について考えてもらうきっかけになればと、避難グッズや備蓄の見直しについてご紹介します。
小さな子どもを育てている家庭では、日々の生活で精いっぱいで防災なんて考える余裕がないと思っているかもしれません。でも大切な子どもを守るために親としてできるだけの備えをしておきたいですね。
また、子どもの成長に応じての見直しも必要です。できれば3か月毎、少なくとも半年に1度は見直しをしましょう。
非常時への備えとして「0次、1次、2次」という考え方があります。
【減災チェックリスト】
避難グッズ、備蓄品のチェックリストとして活用いただけます。A4サイズで印刷できます。
減災チェックリスト
「非常持ち出し品」として備えるものの中から、いつも持ち歩いているスマートフォン、財布、鍵以外に携帯ができるものは、いつも使うママバックに入れて、身につけておくと非常時にそのまま避難できて安心です。
いつどこで被災するかわからない災害に備えて安心感を持ち歩きましょう。
【用意するならこんなもの】
□だっこ紐・おんぶ紐:災害時、ベビーカーが利用できない環境になるかもしれません。幼子を抱いて(おぶって)移動できる手段は大切です。
□飲料・食料:長時間移動できず、購入できない場合もあります。ペットボトル1本、おやつが少しでもあれば安心です。また大人用にシリアルバーやキャンディなども持っているとなお安心です。
□貴重品・母子手帳・お薬手帳・常用薬。お薬は3日分程度持ち歩きましょう。
□ベビー用品:おむつ・おしり拭き、玩具・絵本など。
□非常対策グッズ:モバイルバッテリー、携帯ホイッスルやラジオ(アプリも)、非常灯(スマートフォンのライト)など。公衆電話用にコインやテレホンカードも。
被災して、自宅などが危ない場合に、避難所となる体育館などに持ち出すものになります。 最初の1日(1泊)のための用意。とっさの時に持ち出せるようバック1つにまとめて、取りやすい場所におくといいですね。
【用意するならこんなもの】
被災の1日、命が安全なところに逃げる時に、これだけは持っていたい、という最低限の備えです。
あわせて頭・足元を守って逃げられる備えも必要です。詳しくは減災チェックリストで確認下さい。
□身につけるもの:非常持出し用のリュック・ヘルメット・避難靴・防寒着など
□食料・飲料:ペットボトル1人1本、食料1人1食分など最低限のもの
→粉ミルク・哺乳瓶や離乳食などは手に入りにくいので必ず用意しておきましょう。
(最近では、長期保存が可能で衛生的な缶の液体ミルクや缶ミルク用乳首も市販されています。)
□生活用品:・着替え・防寒具・おむつ・おしり拭き・生理用品・マスク・アルコール除菌シート・モバイルバッテリー・筆記用具・お薬・タオル・ポリ袋・レジャーシートなど。
□貴重品:身分証明書・印鑑・家族の写真・現金・重要書類など。
妊娠している方は、出産前後や入院中に必要なものの準備を早めにしておくと安心ですね。
【どこに置く?】
玄関・寝室など持出しやすいところに置いておきましょう。車のトランクに予備を置くのもいいかもしれません。
非常時、ライフラインが途絶え、助けの手が届かなかったとしても大丈夫なように、最低3日分、できれば1週間分程度の備えをしておきましょう。災害発生から数日は援助品が届かない可能性があります。
【用意するならこんなもの】
家族それぞれの着替えや飲料・食料等になるのでそれなりのボリュームになります。
特に子どものものは非常事態が起こると入手困難になる場合も。また、災害時に配られる食品は味も形も子どもに不向き。
アレルギーに対応していないこともあるので、子どものいる家庭ではそれなりの備えが必要です。
□飲料水と食料(3日分~1週間分):粉ミルクと調乳用のお水、離乳食や アレルギー対応食、オヤツなど子どものいる家庭ならではの必要なものもあります。
□衛生用品:薬や救急用品、ウェットティッシュ、歯磨き、生理用品、水のいらないシャンプーなど。
□トイレ:災害用簡易トイレ、トイレットペーパーといった一般の備蓄以外にもオムツ、おしり拭きなど子どものための対策を忘れずに。
□生活用品:カセットコンロ、カセットボンベ、ライター、ラジオ、乾電池、懐中電灯、軍手、水用タンク、ゴミ袋、筆記用具、めがね(使い捨てコンタクトレンズ)など
【どこに置く?】 キッチンや、押し入れ、ガレージ、物置などに、ケースにまとめ取り出しやすく、持ち運びしやすい場所におきましょう。災害食やお水は、災害専用のものを備蓄しておくのではなく、日常使いのものを多めに用意し、日々の利用で循環させていくローリングストック法がおすすめです。
東日本大震災の際には、震災発生後、携帯電話やメールが利用できない状況が発生しました。
家族の安否を確認したくても、電話もメールもつながらない可能性もあります。
そんなときの連絡方法を家族で確認しておくのはもちろん、お互いに外出していた場合、どこで合流するのかなども決めておいたほうがいいですね。
■災害時に安否確認をするための方法・電話番号を決める
災害伝言ダイヤルとしてNTTや携帯電話各社でサービスを提供しています。
どの電話番号を起点(問い合わせる電話番号)にするのか事前に決めておきましょう。
また事前に災害時のみに提供されるサービスですが、体験利用日が設定されているので使い方を体験しましょう。
①災害用伝言ダイヤル(171)
災害発生時に電話会社により提供される災害伝言板的なサービスとしてNTTの171が有名ですね。
被災地の固定電話、携帯電話などの番号に伝言を録音することができます。
携帯電話からの利用は、会社によって異なるので事前に確認しておきましょう。
②災害用伝言板(web171)
またインターネットで登録・確認できるWeb版の伝言板もあります。
※①は毎月1日・15日や、正月三が日、防災週間の間(8月30日9:00~9月5日17:00)、防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)などには体験利用できるので事前に試しておくと安心です。
③携帯電話・スマホ用「災害用伝言板・災害用音声お届けサービス」
携帯電話やスマホの場合には、各通信事業者が100文字程度のメッセージや音声メッセージを残せるサービス・アプリを提供しています。会社によって異なるので事前に確認しておきましょう。
■遠方のキーとなる連絡先を決める
災害発生時は、被災地は電話がつながりにくく、被災地から離れた場所の方がつながりやすくなることが多いようです。あらかじめ遠方の親戚や友人などをキーポイントとして決めておくと、家族間での安否確認がスムーズにできます。携帯電話への番号登録と相手にお願いすることを忘れずに。
■自宅近くの公衆電話の場所を確認する
東日本大震災の際も携帯電話が利用できないときに公衆電話はつながりました。 最近、公衆電話の設置場所が少なくなっていますが、いざと言うときには頼りになります。 自宅近くの公衆電話の設置場所を確認しておきましょう。
■その他の連絡手段を確認する
東日本大震災の際には、X(旧Twitter)などのSNSが活躍しました。 携帯電話以外で、家族が利用しやすい連絡媒体としてFacebook、インスタグラム、LINEなど決めておくと安心ですね。
災害発生時、自宅にとどまることが危険な場合の避難場所は事前に確認しておきましょう。仕事や学校などで外出している家族の集合場所となる場合も有ります。行き違いになったりしないよう家族みんなで決めておくことが必要です。
■市町村が指定する避難所を確認する
近隣の小学校や公園などの指定場所を確認しておきましょう。浦安市ではヤフー株式会社と災害に係る情報発信等に関する協定を締結していて、Yahoo!Japanが浦安市の避難所マップを掲載しています。
浦安市防災マップを見る
Yahoo!天気・災害の浦安市避難場所マップを見る
■具体的な待ち合わせ場所を決める
広域避難場所は多くの人が集まり混雑している可能性があります。 避難場所ですぐに出逢えるよう具体的に落ち合う場所を決めておきましょう。 (例)小学校の体育館の入口、公園の滑り台の脇など
■避難ルートの確認
実際に避難場所まで歩いて行ってみましょう。 より安全なルート、ベビーカーなどで移動しやすいルートが分かっていると安心です。
MY浦安では、ここでご紹介したような家族で話し合って決めた内容を記入でき持ち歩いていただける名刺サイズのカードを作成しました。
MY浦安では、情報局にて家具の転倒防止策や情報収集の方法など家庭でできる防災対策、浦安市の防災への取り組みを
ご紹介していますので、併せてお読みください。
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