2019.07 見学レポート:小規模保育 ことのは保育園
公開日:2023年02月09日 最終更新日:2024年01月19日
平成27年度の「子ども・子育て支援新制度」により、浦安市内でも0歳から2歳児までの子どもを対象とした地域型保育事業(小規模保育や家庭的保育など)が実施されています。
今回の情報局では、小規模保育「ことのは保育園」にお伺いし、園長に直接お話伺ってきました。
小規模保育とは、認可保育園同様に浦安市が認可した保育施設で、19人までの0才~2才児を家庭に近い雰囲気の中で保育します。利用できる要件は認可保育園同様です。
【ことのは保育園のご紹介】
ことのは保育園は、昨年度末まで保育ママ「松隈保育室」を行っていた松隈さんが園長の小規模保育園です。 富岡幼稚園のちかくの住宅街の中にあります。建物の外観は、オフホワイトの壁と白い窓枠が整然とならび、すっきりとした佇まいです。
・所在地:富岡1丁目4-11
・保育対象:生後57日目~2才児 定員19名(※2019年度は生後57日目~1歳児まで16名)
・保育者:園長と保育士5名
・その他従事者:サポーター8名
・開所時間:月~土曜日7時~19時
・連携園:入船保育園
(持ち物)
□食事用口拭きタオル
□食事用エプロン
□オムツ
□オムツ交換用タオル
□オムツ処理用ビニール袋
□おしりふき又はおしりナップ
□下着
□着替え
□靴下
□汚れ物を入れるビニール袋
【ことのは保育園が大切にしていること】
こちらの園では、子ども達の想いに寄り添うことを大切にしているそうです。 また、良い習慣を日々の生活の中で、自然に身につけられるようにする保育を心掛けているそうです。
【ことのは保育園の1日】
・7時00分~ :おあずかり
・9時00分~ :おやつ
・9時30分~ :外あそび
・11時20分~ :給食
・12時00分頃~:お昼寝
・15時30分~ :おやつ
・16時00分~ :自由あそび
・~19時00分 :順次お迎え
【ナチュラルですっきりとした保育室】
建物の真ん中にあるドアを開けると、杉板のフローリングと木目の靴入れがあり、温もりある空間が来園者を出迎えてくれます。
朝、保護者の方は子どもと一緒に入室し、所定の場所に荷物を入れて退出します。
木の香りが漂う保育室は、1階と2階に分かれており、いずれも大きな窓から差し込む光に囲まれて、柔らかくも明るい印象の部屋です。 2階には、枝分かれした木をイメージような柱があり、おもわずあそびたくなるような楽しい雰囲気です。
【お散歩・外あそび】
ことのは保育園では、毎日の外あそびを大切にしています。お出かけ先はその日によって様々だそうです。取材の日は風が強かったため、近くにある京成サンコーポの広場であそんでいました。 乗用おもちゃや、ボールであそんだり、虫を観察したりと、思い思いに過ごす子どもたちに、保育士とサポーターの皆さんが丁寧に寄り添っている姿が印象的でした。
【厳選した食材を使った食事・おやつ】
こちらの保育室では調理専門のスタッフが給食を手作りしています。
無農薬・無肥料の野菜や調味料にこだわった給食を提供しているそうです。 また、子ども達が、ちいさいうちから食器を大切に扱うことができるように、陶器や磁器のうつわを使っているそうです。
(この日のメニュー)
・鶏もものマヨドレ焼き
・はるさめサラダ
・コンソメスープ
・食パン
・麦茶
【保護者との情報共有】
保護者と保育園の連絡は、保育専用アプリで行っているそうです。
また入退室の管理は玄関にあるタブレットで管理されています。
お休みの連絡もアプリで出来るので、急な発熱の時など助かりそうですね。
【連携園のサポートもあり安心】
新浦安駅からすぐの場所にある入船保育園が連携園です。ことのは保育園を卒園した3歳児は、入船保育園に入園することになります。
【園長からひとこと】
一人の人間として対等であるという考えから大人も子どもも「さん」付けで呼び合っています。大人が丁寧な言葉づかいをすると、子どもも真似をして丁寧な言葉づかいを覚えます。
また、とにかくできたことをたくさんほめること、前向きな言葉かけをすることを意識しています。「すごい!」「できたね」「すばらしいね」このような言葉をかけられると、子どもはとてもうれしそうですよね。
3歳までに身に着いた習慣は大人になっても、持続されます。
良い習慣を身につけていると、人から愛される人間になり、大人になった時、よりよい人間関係が築けます。 毎日コツコツと、良い習慣を身につけることができる様に心がけています。
(写真左上が松隈園長です)
【ことのは保育園にお伺いして感じたこと】
元々住宅として使われていた家をリフォームしたという室内は、全体が木の香りに包まれており、庭に接している窓からは明るい陽射し降り注ぐ、心地のよい保育室でした。
そんな環境の中で、保育に関わる大人に見守られながら子どもたちがのびのびあそんでいるのが印象的でした。