6年目を迎える「浦安市こどもの広場」訪問レポート(2024.04修正)
公開日:2024年04月01日 最終更新日:2024年04月01日
浦安市こどもの広場を訪問レポート
今回は、オープンから6年目をむかえる【子どもたちのあそび場】こどもの広場をご紹介します。 2015年10月に高洲地区にオープンした「浦安市こどもの広場」(通称うらっこ広場)。
屋外のあそび場であるうらっこ広場では場内の樹木の成長はもちろん、
その他の環境も日々変化していると聞き、7月の梅雨の晴れ間に取材にうかがいました。
■■入口で手書きの看板・マップがお出迎え■■
入口をはいると左右の壁に手書きの看板とマップが目を引きます。
看板には、子どものあそびの価値、大切さを伝えるうらっこ広場の
コンセプトが大きく書かれていました。
反対側のマップには、あそびのエリアが書かれていて入場前から
どこであそぼう?と期待が高まります。
来場者は入口にある受付で、利用手続きを行って入場します。
2020年7月時点で、コロナウイルス感染症予防のため、同時間帯の
入場者数を制限して運営されています。
入場者数が上限に近くなると、twitterやfacebookでお知らせして
いるそうですので、確認してからでかけるといいかもしれませんね。
■■「やってみたい」が膨らむ自由なあそび場■■
今回、入場した時の第一印象は、子どもたちが、それぞれ自分のやりたいことを見つけて、思いおもいに楽しんでいる!でした。
築山にあるウォータースライダーでは、大きな歓声が聞こえていました。腹ばいになってすべったり、斜面の途中で座り、水が背中に当たる感触を味わったり、と自由に過ごしている様子が印象的でした。
鬼ごっこやおままごと、プレイワーカー手作りの的あてを楽しむ子や虫取りに熱中している子など、お互いが好きなことに熱中できるのは、うらっこ広場の広さも理由の1つかもしれませんね。
また場内には、小学生が作った秘密基地のようなものもあり、午後は取材した時間帯とはまた違ったあそびが行われている様子がうかがえました。
■■施設紹介■■
広々と起伏にとんだ場内には、火・水・土・草木・生き物などがあり、子どもの様々な「やってみたい!」に挑戦できる環境があります。8,000平米もある広い場内で、思いっきり走ったり、山を駆け上がったり、どろんこや水あそびをしたり、虫を捕まえたり、子どもがやってみたい!に挑戦して自由にあそぶことができます。
そのため、普通の公園とは違って、危険を伴う環境や道具があるそうです。未就学児や、小学生でも自分自身で危険に対する予測・判断が難しい子どもは保護者の同伴・見守りをお願いしているとのことでした。
※新型コロナウイルス感染症の状況により一部利用が制限される場合があります。詳しくは施設へお問合せください。
●工作のひろば
事務所の前に広がっている工作のひろばには、木材はもちろん、のこぎりやとんかち、クギなどが置いてあり、普段、家ではできないような木工体験が楽しめます。
作った作品はぜひ、持ち帰ってね!とのことでした。
手作りの日よけもあるので、暑い日でも安心です。
●火のひろば
U字溝を使って、火おこしが楽しめます。焼きビー玉や焼き泥団子であそぶのも良し、マシュマロやソーセージなどを持ち込んで食べることも可能です。
風の状況によっては使用できない場合もあります。
●あか・ちびひろば
ちいさい子どもが優先的にあそべるエリアです。砂場やままごとセットなどが置かれています。 日よけが設置されており、近くにはテーブルとベンチがあるので、親子で安心して過ごせる場所になっています。
いきなりどろんこやじゃぶじゃぶ池にデビューは…という小さな子どもたちのうらっこ広場デビューにぴったりです。
マット敷きのエリアにはおもちゃや絵本もあり、赤ちゃんから屋外でゆったり過ごせます。
●築山とウォータースライダー
場内には4つの大きな起伏が作られており、一番大きな起伏は広場のシンボルになっています。 広場のシンボルになっている高さ5mの築山には、一部にビニールが敷かれ上から水が流れるようになっており、ウォータースライダーが楽しめます。
取材当日は、平日の午前中だったこともあり、乳幼児の親子や団体が利用していましたが、山の上から自由に坂をすべりおり、下の水たまりに飛び込む様子はとても楽しそうでした。
週末には子どもたちだけでなく、一緒に来たパパやママの方が楽しんでいる様子も見られるそうです。
●ウッドデッキ
スライダーのある築山の頂上にあるウッドデッキと隣の築山のウッドデッキは木の橋でつながっており、橋をわたるのは子どもたちにとってはちょっとした冒険になりそうです。
ウッドデッキの頂上からは場内が一望でき、子どもにとっては山登り気分が味わえるかもしれません。
また、別のウッドデッキには手作りの滑り台が設置され、子どもたちに大人気です。
このウッドデッキの下には子どもたちの隠れ家でしょうか、小さなベンチとテーブルがありました。
●じゃぶじゃぶ池
木製のフェンスで囲われた円型のスペースには、背の高いシャワーが設置されており、利用者が自由に水を出してあそぶことができます。ゆるやかなすり鉢状になっている床に水をためて水あそびを楽しむこともできます。
一年中、水あそびができます。
●どろんこひろば
どろんこひろばの土は、定期的に質のよい土を入れているということで、きめ細かな泥になっています。小さい子どもも小学生も、思い切り泥あそびがたのしめるそうです。
また大きな石などがないか、定期的にプレイワーカーが確認しているとのことですが、自然の土なので小石なども含まれているため、どろんこになってもよい靴やサンダルを用意しておくと思いきりあそぶことができるかもしれませんね。
靴をはいてあそんでいた子どもが夢中になって、結局裸足であそんでいる、という姿もよく見られるそうです。
■■いろどり豊かな場内■■
場内にはさまざまな植物が植えられており、季節ごとにちがった花や木の実が場内をいろどります。
花や葉、木の実を摘んで、つぶして色水を作ったり、草花で冠を作ったり、と親子で草花あそびを楽しむこともできます。
また、場内にある日よけの柱や遊具、ベンチにはカラフルな塗装がされており、草木の緑も合わせて、目でも楽しめる雰囲気を与えてくれていました。
コロナウイルス感染症流行防止のため、臨時休場をしていた4~5月の間にプレイワーカーさんたちがみんなで塗ったそうです。
■■あると助かる!うれしい設備■■
こどもの広場には、赤ちゃんから保護者までが思いきり楽しめるように、様々な設備が用意されています。
温水シャワーと屋外更衣場は思いきりあそんで汚れた時に便利です。トイレには、小児用便座やチャイルドシート・おむつ交換台が設置されています。
場内のあちこちには休憩や飲食などの際に便利なテーブルや椅子・ベンチもあります。
会議室には、授乳室があり、調乳ができるようお湯も用意されています。
コインロッカー(専用コイン)や飲み物の自動販売機などがあります。
■■便利な送迎バス■■
【団体利用】
団体の場合、送迎バスが予約制で利用できます。
保育園や幼稚園等やPTAや子ども会などの他にも、2組以上の親子で構成されたサークル等でも団体としての登録が可能です。
【個人利用】
こどもの広場にあそびに行きたいけれど、遠くてちょっと…と思っている個人の方にお勧めなのが体験バスツアーです。また、平日夕方のみ、うらっこ広場から市内の主要な公共施設までバスが送ってくれます。
(体験バスツアー)
月に1・2回、市内の公共施設とうらっこ広場を結ぶバスツアーが開催されます。
「イベントをさがす」や毎月発行されるうらっこだよりにて広報が行われますので、自分で行くのはちょっと…という方は利用してみると便利です。
(平日夕方便)
平日午後4時30分にこどもの広場を出発して、日の出公民館→美浜公民館→当代島公民館→中央公民館(1号車)、または舞浜小学校→堀江公民館→浦安市役所(2号車)をまわっているそうです。行きは自力で、帰りはバスを利用、というのもいいかもしれません。
■プレイワーカーってどんな人?■■
うらっこ広場にはあそびを通じて子どもの育ちを支えていくプレイワーカーと呼ばれる職員がいます。
プレイワーカーは、子どもの「やってみたい」を引きだす環境を作ったり、その場の状況に気を配り、あそびの環境を整える役割を担っているそうです。
また、子どもと一緒になって思いきりあそんだり、挑戦できるよう背中を押したり、気持ちを聞く話し相手になったり。親や先生とは違うナナメの関係で子どもと関わることもあるそうです。
そのほか、ケガやトラブルなどに対応したり、大人に、子どもの気持ちを代弁したり、あそびの大切さを伝えたりする役割もあるとのことでした。
取材時、プレイワーカーさんがあそんでいる子どもたちの方に目を向けながら「“ドングリを燃やしたらどうなるんだろう”“ミミズを水たまりにいれたらぐにゅぐにゅするんだよ”など、こども達のみずみずしい感性にいつも驚かされているんです」と話してくれました。 子どもたちは大人が思いもつかない自由な発想で、こどもの広場を楽しんでいるようですね。
■■利用方法■■
・初回利用時に利用申請書に必要事項を記入し、「利用カード」を作成します。
・「利用カード」がある人は受付でカードを見せて入場します。
※令和2年8月現在、新型コロナウイルス感染症対策の為、以下のような運営になっています。
・入場時には検温し、用紙に必要事項を記入します。
・入場を制限(150人)しています。受付にあるゴムを取り、退場時に返却してください。
・火おこし場や工作ひろばなど一部利用を制限する場合があります。
■■基本情報■■
◆名称:浦安市こどもの広場(通称:うらっこ広場)
◆所在地:浦安市高洲2-4-10
◆ホームページはこちら
◆地図はこちら
◆電話:047-350-1010
◆利用対象:市内在住の0歳~18歳の子どもとその保護者(未就学児は保護者の同伴が必要です)
※2024年4月1日より利用対象が拡大されました。
◆開場:水木金 10時~17時、土日祝 9時~17時
◆休場:毎週 月曜日・火曜日、夏季・年末年始に臨時休場日あり、施設臨時点検日
◆料金:無料
くわしくは、MY浦安のこどもの広場のページをご覧ください。
2020.08 公開
2021.04.01 修正
2022.07.28 修正
2024.04.01 修正
※施設の様子や企画の内容、設備等は2020年8月時点の情報です